ボディソープの性能はもちろん、ご自身の体臭の強さ、日常生活を送っている環境によって効果の持続には個人差がでてきますので、正確にどれくらいとは表せません。
基本は体に汗や臭いを残さないようにすることですので、朝晩、1日2回の入浴が基本にしているといいでしょう。体臭予防・加齢臭対策のボディソープを使い、朝風呂、夜風呂を欠かさないことで効果を持続しやすくなります。また、ボディソープを使うときはしっかり泡立てて使うことが効果を高めるためのポイントです。
泡立てて使うと、泡が肌の表面に出てきた臭いの原因を包み込んで流れやすくなるからです。そのため、ボディソープの使い方によっても持続時間に差が出てきます。一般的に、シャワーよりも浴槽に浸ったほうが、手が届かない部分まで洗い流してくれます。
消臭する成分で代表的なものは、柿タンニン、竹炭、銀、ポリフェノール、緑茶エキスなどがあげられます。その中でも柿タンニンは、タンニンの種類の中でも最も強い殺菌効果と消臭効果があり、臭い対策の商品によく使われている成分として知られています。加齢臭の場合には、臭いの原因となる「ノネナール」と柿タンニンの成分が結びついて、プリフェノール化合物に変化して、臭いのない成分になるからです。
また、加齢臭だけでなく、汗に含まれているアンモニアなども中和して消臭してくれます。殺菌効果が働いて、雑菌が繁殖しないようにしてくれるので、気になる臭いにダブルで働きかけて消臭してくれます。したがって、おすすめするとしたら、「柿タンニン」を配合しているボディソープをイチオシします。
加齢臭とは年齢が若いうちは発生せず、40代くらいの頃から発生してくる体臭です。臭いの原因としては「ノネナール」という物質が大きく関係しています。男臭いというよりは、オヤジ臭いという臭いでしょうか。首の後ろや耳の後ろなど皮脂腺が集まっているところから出やすく、枕などの寝具に臭いが付きやすいです。生活習慣や食生活、ストレスが原因になっているようです。
汗の臭いは、皮脂と汗によって発生する体臭です。雑菌が発生すると臭いが強くなってきます。両方とも入浴して汗を流すことで、臭い対策することができますが、加齢臭の場合にはゴシゴシ洗っても臭いを完全に取り除くことができないことがあり、加齢臭用のボディソープを使って対策をすることをお勧めします。
自分の体臭には慣れてしまうので、客観的には気づきづらいですよね。自分の体臭を知る方法としては、次のような方法がります。
(1)お風呂に入って自分の臭いを消したあとに、衣服の臭いを確認する
(2)着用した服をビニール袋に入れてその臭いをかぐ
(3)ワキ汗をタオルなどで拭いたあとにその臭いを確認する
自分で体臭を確認してもよくわからなかったら、家族や仲がいい友達に、率直に教えてもらうほうが確実にわかります。でも抵抗感がありますよね…。特に一緒に生活している家族は本人よりも先に気が付いていても、気を使ってなかなか言えないケースが多いことがあります。逆に本人から聞いてもらえると一緒に対策をしてくれるなど協力者になってもらえるでしょう。
女性でも男性用のボディソープを使っているケースもあり、ダメということはありまえん。男性用と女性用に分かれているのは、男性用に皮脂除去力を強めるように成分配合していることが多いからです。
女性が男性用のボディソープを使うと皮脂(油)を必要以上に洗い流してくれるために肌が乾燥しすぎて、逆に皮脂分泌が活性化されることになり油が出てきたり、頭皮の部分が乾燥してフケが発生するなどのトラブルが出てくるケースがあります。
まずはお試しで男性用のボディソープを使ってみて、問題がないようだったら使ってもいいでしょう。しかし、敏感肌の場合やもともと乾燥肌の方はヒリヒリするなどの肌トラブルが発生する可能性があります。不安がある方はできるだけ使わないほうがいいでしょう。