体臭にアルコールがなぜ関係するのだろう?と首を傾げる人も多いかもしれません。いわゆる二日酔い「酒臭い」というのならばわかるけど、なぜそれが加齢臭や脂臭に関連するのかは「アセトアルデヒド」という物質に秘密があります。 飲酒をした後、肝臓などであるコース成分が分解されると「アセトアルデヒド」という物質が生成されます。 これはかなりの刺激臭があるため、「アセトアルデヒド」が完全に体の外に出るまで(いわゆる酒が抜けるまで)は体臭がきつくなります。 飲酒の後二日酔いすることが多く、慢性的にからの中にアセトアルデヒドが蓄積している人は、当然体臭がきつくなってしまうのです。
また、タバコもいわゆる煙草臭い臭いだけでなく、ニコチンが汗腺を刺激して汗を出しやすくなり、それがタバコの有害物質と交じり合って嫌な臭いとなるケースも多いです。 加齢臭、体臭が気になりはじめた初期の段階で、お酒やたばこの量を控えると、予防効果も高いので一度試してみるとよいでしょう。
食生活の乱れも体臭の多いに関係があります。いそがしい現代社会に暮らす私たちの食生活は、ついつい偏ったものになりがちです。 ついつい外食が多くなり、肉や油を使った料理が中心となってしまっていて、その結果臭いを発生する元となる「皮脂」を作り出してしまう食生活になっていることが多いです。 肉の成分として含まれている脂肪(脂身だけでなく、赤みにもふんだんに含まれています)は体臭の元になりますし、タンパク質を取りすぎると町の働きが悪くなり便秘がちになります。 便秘になれば当然体外へ排出されるべき老廃物が体内に留まってしまいますのでさらにニオイ物質を貯めこむことにつながります。 野菜中心の食事をとる他、ヨーグルトや納豆、食物繊維を多く含む根菜などを食べると、腸の動きがよくなり体臭予防につながります。 日頃の食生活を一度振り返ってみてバランスがおかしいなと思ったらできるところから改善してみましょう。 体調が良くなれば、それに従ってミドル脂臭も少なくなっていきます。
スポーツでかく汗は爽快で健康的なのに、電車の中でむっとする汗は不快なのはどうしてだか不思議ではありませんか?
実は汗には、良質の汗と悪質な汗があるのです。
いい汗は不純物が混じっておらず、体内の代謝が良くなった結果水分が大量に放出されるのでサラサラしています。
しかし、悪い汗の中には乳酸や脂質が入っており、この不純物が体臭の原因となるのです。
こうしたいい汗を普段からかいておけば、体内の代謝も良くなり、腸内の機能も強化されていらない老廃物も体外に排出されやすくなります。
その反対に日頃から運動不足の人は体の中をめぐる血行が悪いので、その結果全身への酸素が不足しがちになってアンモニア成分を多く含んだ汗をかいてしまうことになってしまいます。
また、メンタルな面でも日頃ストレスを感じていると、運動不足と同様に全身の筋肉が硬直するので、結果的に運動不足と同じように体内の血行が悪くなります。
フィジカル、メンタル両面で自己管理をすることが、体臭予防にもつながります。